【ワンピース 伏線・考察】カイドウは鬼の能力者?桃太郎物語と海軍三大将からの考察

打倒カイドウに走り出した、ルフィたち一行。以前、モモの助と桃太郎物語について考察を書きましたが、更に読み進め、桃太郎から、カイドウの悪魔の実について考えていきたいと思います。

 

ワンピースの三大将と干支

ワンピースの二年前の三大将は、赤犬黄猿、青雉の3人でした。現在では、赤犬は元帥となり、青雉は海軍を離れて行動しています。その後入ったのが、藤虎と緑牛。これらは、干支にでる動物が由来になっています。申・酉(→雉)・戌が二年前の三大将と同じ動物が揃っています。そして、緑牛と藤虎は、丑・寅に一致しますよね。

f:id:kumatorakun:20180427103012j:plain

丑・寅と陰陽五行説

f:id:kumatorakun:20180430133101j:plain

干支と、方角の関連性を表す図は上記のものになります。干支というのは、陰陽五行説(いんようごぎょうせつ)という古代中国の考え方から来るものです。この陰陽五行説は中国では世界の成り立ちや事象を考えるのに用いる術として利用されていました。

そして、この北東の方角、干支で言うところの丑・寅を「鬼門」と呼びます。日本でも、家を建てる際、台所やトイレなど水を扱う場所を鬼門の方角には設置しないという風習がありますよね。

その反対に位置するのが、申・酉・戌になります。桃太郎が鬼退治に行く際、その魔除け?対抗策として、この三匹を連れて行ったという説もあるようです。


ルフィの海賊同盟は、モモの助を中心として、犬=イヌアラシ、猿=モンキーが付く、ルフィ、雉(鳥)=青雉?マルコ?と、揃いつつある鬼退治の仲間。そうなってくると、ボスであるカイドウは、「鬼」の能力者である可能性が高くなってきます。ヒトヒトの実・古代種「鬼」といったところでしょうか。二年後で、カイドウ編の前に藤虎、緑牛という存在を明らかにしたのは、伏線と言えるでしょう。

カイドウという呼び名と鬼について

カイドウはあくまで二つ名。白ひげもエドワード・ニューゲート、ビッグマムもシャーロット・リンリンという名前があります。それは、本人の特徴に基づいて決められるものです。

となってくると、カイドウ。漢字を当てはめるとすると、「怪童」が1番しっくりきます。昔、平安時代の京都付近で暴れまわったとされる日本史上最大最強の鬼である酒呑童子というものがいて、「怪童」と呼ばれていたようです。

現在、日本をモチーフとしたワノ国にいて、カイドウを呼ばれていること、鬼門といったポイントからも、カイドウが鬼の能力者である可能性は大いにあると思います。これから本格していく、カイドウ編。注目していきましょう。